REGULATORY HISTORY
税制改正の歴史
節税商材は2〜3年周期で封じられてきた。1件ずつ、改正の根拠、適用時期、封じられる前の仕組み、改正後に残ったもの、出資者に起きたことを記録する。次に消える商材は、この周期の上にいる。
2015
太陽光の即時償却
2015年4月。グリーン投資減税の即時償却が終了。全量売電は経営強化税制の対象外に
2019
節税保険
2019年7月。法人税基本通達9-3-5の2。解約返戻率に応じて損金算入を制限
2021
海外中古不動産(個人)
2021年1月。令和2年度改正。損益通算を不可に。法人は依然可能
2021
保険の名義変更プラン
2021年7月。所得税基本通達36-37の改正。低解約返戻金型の法人→個人移転を封じる
2022
ドローン・足場・LED
2022年4月。令和4年度改正。貸付用資産を少額減価償却資産から除外
2023
コインランドリー
2023年4月。令和5年度改正。管理委託型を経営強化税制から除外
2024
経営セーフティ共済
2024年10月。令和6年度改正。解約後2年間の再加入は掛金を損金にできない
2025
マイニングマシン
2025年4月。令和5年度で管理委託型を除外、令和7年度で全面除外
次
GPUサーバー
監視中。令和7年度改正でC・D類型廃止、投資利益率7%。次に封じられる候補
改正ごとの記事
太陽光の即時償却はなぜ終わったか。グリーン投資減税の終了と、全量売電が中小企業経営強化税制から外れる理由
グリーン投資減税の即時償却終了(2015年)と制度終了(2018年)、経営強化税制での売電設備の除外 租税特別措置法42条の5(グリーン投資減税、終了)、42条の12の4(中小企業経営強化税制)
節税保険はなぜ封じられたか。2019年「バレンタインショック」と法人税基本通達9-3-5の2
法人税基本通達9-3-5の2の新設(2019年) 令和元年6月28日付 課法2-13ほか「法人税基本通達等の一部改正について」
海外中古不動産の損益通算はなぜ封じられたか。令和2年度改正と会計検査院の指摘
国外中古建物の不動産所得に係る損益通算等の特例(令和2年度改正) 租税特別措置法41条の4の3
保険の名義変更プランはなぜ封じられたか。2021年の所得税基本通達36-37改正
所得税基本通達36-37「保険契約等に関する権利の評価」の改正(2021年) 国税庁 令和3年6月25日公表の法令解釈通達
ドローン・足場・LEDの節税はなぜ封じられたか。令和4年度改正で少額減価償却資産から「貸付用」が除外された
少額減価償却資産等から貸付用資産を除外(令和4年度改正) 法人税法施行令133条・133条の2、租税特別措置法67条の5。解釈は法人税基本通達7-1-11の2・7-1-11の3
コインランドリーの即時償却はなぜ縮小したか。令和5年度改正で「管理委託型」が経営強化税制から除外された
中小企業経営強化税制からコインランドリー業の管理委託型設備を除外(令和5年度改正) 租税特別措置法42条の12の4、中小企業等経営強化法施行規則16条2項
経営セーフティ共済の解約・再加入はなぜ封じられたか。令和6年度改正で解約後2年間の掛金が損金にならない
中小企業倒産防止共済の解約後再加入時の掛金の損金不算入(令和6年度改正) 租税特別措置法66条の11(法人)・28条(個人)。所得税法等の一部を改正する法律(2024年3月28日成立)
GPUサーバーの即時償却は次に封じられるか。令和7年度改正でC類型が廃止され、投資利益率7%になった中小企業経営強化税制
中小企業経営強化税制の類型見直し(令和7年度改正)。C類型・D類型の廃止、B類型の投資利益率要件を7%へ 租税特別措置法42条の12の4、中小企業等経営強化法施行規則。令和7年度税制改正の大綱(2024年12月27日閣議決定)
マイニングマシンの節税はなぜ2年で全面封じされたか。令和5年度・令和7年度改正とドローンネットの破産
暗号資産マイニング業の設備を中小企業経営強化税制から全面除外(令和7年度改正。管理委託型は令和5年度で除外済み) 租税特別措置法42条の12の4、中小企業等経営強化法施行規則。令和7年度税制改正の大綱(2024年12月27日閣議決定)